おさなご
成道会(おさなご11月号)
12月8日は成道会。お釈迦様のお悟りの祝い、我々も努力精進することを誓うお勤めをする日です。幼稚園の成道会はお遊戯会と併催するので今年は12月13日に実施します。
釈迦族の王子として誕生したお釈迦様=ゴータマ・シッダールタ様は赤ちゃんの頃、アシタ仙人という方に、この子が王位を継げばインド全土を征服する大王となり、修行者となれば人を導くブッダとなると予言されます。当然、王位を継ぐと思っていた父スッドダーナ王は成長する王子があまりにも優しいのを目にして将来が心配になります。そこで王子には常に見張りを付けて王子が無常を感じるもの、例えば老人、病人、死者などに接することが無い様に成長させたと言います。
釈迦族は農耕民族で毎年雨季の前に行われる「種蒔き祭り」はとても盛大で、王様が正装してパレードすることが民衆の楽しみでした。シッダールタ王子はそのような賑やかなものには興味が無く、いつもの見張りの家来が手薄になる中で、畑を見つめながら静かに座っていました。すると頬を撫でる風が心地良く今まで感じたことも無い様な心地良さを体験したのです。これがお釈迦様最初の坐禅だったと言われます。
シッダールタ王子は29歳で城を出て修行者となり、最初はアーラーラ・カーラーマ、ウッダカ・ラーマプッタという指導者について修行し、これに飽き足らず苦行を行って死ぬほどの苦しみを味わいます。そして思い出したのが少年時代に体験した瞑想の心地良さでした。お釈迦様は苦労に苦労を重ねて少年時代の原点に立ち返ったのです。
塩釜中央幼稚園では毎日各教室の仏様に延命十句観音経を唱える他、年長組になると毎月本堂で坐禅をします。子供達が大人になったときそんな体験を少し思い出し、何かしらその背中を押してもらえるようなことがあれば嬉しいです。
園長 千坂成也 合掌
